説明
キズダラケノフテキモノ/脚本:秋元隆太。音楽:古川益雄。監督:近藤節也。歌手のアイジョージ2本目の主演作のボクシング映画で当時人気のプロボクサー海老原博幸・野口恭・高山一夫が出演。持ち前のフアイトで活躍するアイジョージ扮するボクサーが女の愛につまづいて悪徳コーチ(丹波哲郎)の野望の為にチャンピオンを目前に消えていく物語。ボクシングジム辻村(丹波哲郎)のトレーニングは宮口(アイジョージ)の人格など全く無視した凄まじいもので、宮口は試合毎に強くなっていった。総てをかけた辻村は、真心をぶつける冴子(三田佳子)を近付けまいとして騙し犯した。これを聞いた宮口が殴りかかろうとした時、辻村はライバル永山(梅宮辰夫)とのタイトルマッチの決定を知らせる。試合の前夜辻村の留守を狙って妻の田津子(稲垣美穂子)を訪ねた宮口は冴子の復讐をした。タイトルマッチは凄絶なパンチの応酬の末、判定が永山に上った。戦前の予想を完全に覆して完敗した宮口に、辻村は原因を問い迫るが田鶴子と宮口の関係を知った時、辻村は宮口に体当りすると胸にナイフを突き刺し宮口はそのまま息絶える結末。1963年3月10日~15日豊橋第一東映、併映 高倉健「暴力街」。1963年9月15日~18日南東映、併映「浪人街の顔役」。【サイズ:B2】【年代:1963年】