説明
ゼニガタヘイジトリモノヒカエ ビジングモ／原作：野村胡堂。脚本：八尋不二。監督：三隅研次。長谷川一夫の人気シリーズも終盤、１９６０年代に入ると市川雷蔵人気が高まり勝新太郎が続き時代劇製作も変化、１９６０年の正月は長谷川一夫の「関の弥太っぺ」が第１週、第２週が市川雷蔵・勝新共演の「二人の武蔵」があり「銭形平次」は３月公開。伊能忠良作成の日本地図が強盗団に盗まれての殺人事件、お伊勢参りの帰りに箱根で殺人事件に遭遇した平次と八五郎は旅芸人一座と知合い同宿となるが、小田原宿で浪人千葉敏郎と浮世絵師伊沢一郎の連続殺人、蒲原で封かんの本郷秀雄殺人事件で同じ小柄で殺されていることを突き止め、同一行内での犯行と睨み小田原藩との関係性を探る。水谷良重が目明かし、中村玉緒が復讐に燃える武家女に扮して八五郎には芸達者の三木のり平、笹野新三郎は黒川弥太郎が東映に移籍したため原聖四郎。箱根関所で登場人物を紹介するパターンの三隅演出で劇中神楽坂浮子が３曲歌う。１９６０年３月１６日～２２日丸物会館、併映「透明天狗」。１９６０年６月２６日～３０日千歳劇場、併映「恋人」。１９６０年７月２４日～２６日二川銀映、併映「大平洋の嵐」「七色仮面死者よりの挑戦」。【サイズ：キネマ旬報広告＆チラシ】【年代：１９６０年】
