金も命もいらないぜ

水原一郎/三田佳子、木村功、山形勲、小林裕子、加藤嘉、藤山竜一、安藤三男、平凡太郎

説明

カネモイノチモイラナイゼ/原作・脚本:松浦健郎。監督:小林恒夫。ニュー東映が新人水原一郎売り出しの為のデビュー作。オートバイ乗りの風来坊丈次(水原一郎)は桂木鉱山の技師で恩人の植村を訪ねた。鉱山に向う途中、サブ(木村功)という男が現われ、丈次にスピード・レースを挑み、おまけに射撃競争まで挑むが勝負は丈次に軍配。管理人の宇野老人(藤山竜一)と娘の秋子、健一は鉱山衰退原因を丈次に語る。社長桂木と植村は車の運転を誤り、転落死がきっかけで鉱山は没落。従業員の一人、大館(山形勲)は桂木の弟源三をそそのかし、自分の鉱山拡張に懸命だった。桂木の一人娘道子(三田佳子)がアメリカ留学を終えて帰国。大館は桂木鉱山と道子を狙う。イカサマ賭博で源三(加藤嘉)を七百万円の借金。借金のカタに大館は鉱山の権利書を要求して源三は老人の目を盗んで大館に渡す。その後大館に崖から突落され、重傷を負い記憶を失う。怒った丈次は大館の経営するキャバレー“ドリーム”に乗りこみ銃撃戦。丈次を心配して駆けつけた道子を、大館がさらって逃亡。丈次が追跡し、二人は断崖を背に対決した。卑怯にも大館はまた逃走を企てたが後をつけていた弟サブが捕え、警察に引渡す。丈次とサブを親友にして丈次のオートバイが去り行く。水原一郎と三田佳子コンビのアクション映画は合計3本あるが、水原は泣かず飛ばすで消える。1961年7月9日~15日豊橋国際劇場、併映「続次郎長社長と石松社員」。1962年2月7日~9日南東映、併映「カウボーイ」。【サイズ:B2】【年代:1961年】