説明
ケンカタイヘイキ/脚本:鈴木兵吾。音楽:山田栄一。監督:小沢茂弘。腐敗する権勢と卑劣な旗本朱鞘組(原健策)と用心棒についた町道場主山形勲に対して立ち向かう正義漢 畷彦四郎が活躍する明朗篇。緋鯉の刺青も鮮やかに番入り祝いの席上、東千代之介と共に踊る深川踊りが圧巻。腕と度胸と気風の良さの右太衛門が仕官するが、上役5名から侮辱されて遂に辞表を出して5名の髷を切って復讐する物語、八千草薫の東映初出演で悪役山形勲の奥方役で彦四郎の初恋の人。悪者を退治した主人公が指南番依頼を断り弟(里見浩太郎)に譲って市井に暮らす。彦四郎は腕と度胸と気っぷの良さで今評判の男。彼は本家の頑固爺・松平彦九郎から“御番入り”をしろと命ぜられ、支度金三十両を残された。それを返しに行く途中、半次と多助からこの前のイカサマは安の子供が病気なのを助けるためと知らされ、金を安に与える。代りに家宝の甲冑を質に入れ、金をつくろうとするが、全額は不足。彼の女中お直は料理屋春駒の年季女中になり、三十両と置手紙を残して去った。彦四郎は御番入りすることにした。お直の心情に感じ入ったのか。その披露宴で、彦四郎は支配頭鬼沢・甲賀・真山・土岐・殿村らのしつような辱めを受ける。耐え続けた彼の堪忍袋がついにきれたとき、木場の小六が若い衆をつれて現れ、即興の深川踊りでその場を収める。勤めが始り、お茶の番しかさせない辱めは続く。彼は耐えに耐えたが、彼は怒りその一人殿村のまげを切ってすて、残る四人のまげも十日以内にちょうだいすると宣言した。小六らは横暴な旗本朱鞘組と対立していた。彦四郎は彼に協力して、朱鞘組をさんざんこらしめる。鬼沢たちはそれぞれ名ある剣客に警固されて登城した。まげを斬られては武士たる資格を失うのだ。老中は眉をひそめた。が、彦四郎は、土岐、甲賀、真山と次々にまげ斬りに成功した。残るば鬼沢のみ。彼の警固には鳳道場の左次馬があたっていた。その妻・加代は彦四郎の初恋の人だった。五年前、加代は家のために左次馬に嫁した。この女が彦四郎を訪ねて来、二人の試合を止めてくれという。左次馬には勝ち目がないから。彦四郎は一度は思い止ったが、彼の不参に小六の首がかかっていると聞き、決闘場へ駈けつけ、左次馬の腕を斬った。彦四郎は柳生家の後押しで指南番として仕官することになる。鳳家はお取潰しになるという。彦四郎は仕官の前にもう一人の男と試合をしたいと申し出る。負ければ、その男に仕官をゆずる。彦四郎は左次馬の弟・達馬と試合をし、負けることで彼は鳳家を救う。後年この映画に弟役で出演した里見浩太郎が舞台で右太衛門の演じた畷彦四郎を演じる因縁。1958年9月23日〜29日第一東映、併映「神州天馬峡完結篇」。1959年2月11日〜17日銀座東映、併映「季節風の彼方に」。1960年3月23日〜26日南東映、併映「美男城」【サイズ:プレス四つ切&縦A2プレス】【年代:1958】





