説明
ユキノワタリドリ/原作:長谷川伸。製作:永田雅一。脚本:犬塚稔。音楽:鈴木静一。監督:加戸敏。主題歌:テイチクレコード三波春夫「雪の渡り鳥」~合羽からげて三度笠、何処をねぐらの渡り鳥、愚痴じゃなけれどこの俺にゃ帰る瀬もない 伊豆の下田の灯が恋し~」。原作長谷川伸の映画化で股旅映画のお手本みたいな作品、長谷川一夫は戦前から3回目の鯉名の銀平を演じる大映スコープ総天然色第1作として製作された。元ヤクザの銀平と卯之吉は兄弟分、銀平が惚れ合った女お市(山本富士子)に卯之吉(黒川弥太郎)が惚れていて、お市の親五兵衛(志村喬)が二人の縁談を決めてしまい、銀平はあくどいヤクザ帆立ての丑松(香川良介)に喧嘩を売って旅に出る。そして三年後に戻った銀平が弟分夫婦や地元カタギの為に帆立一家を斬って役人に捕らわれて行く。雪が降る中、お市の心を知りながらひかれて行く後ろ姿に三波春夫の主題歌が被る絵に描いたような股旅映画。キャッチ「総天然色で、大型場面で長谷川の胸のすく大殺陣!」。後年TV時代劇スペシャルで大川橋蔵主演でリメイク。1957年11月5日~19日丸物会館、併映「忍者若衆 天馬小太郎」、13日~「駐在所日記」。1958年4月10日~14日千歳劇場、併映「青い山脈後篇」。【サイズ:プレスシート&不二タイムス広告&キネ旬切り抜き&時代映画広告】【年代:1957年】